活動実績

100%子ども主体のサッカー大会

エトラサイレントリーグ

2021年1月16・17日岡崎市龍北総合運動場においてエトラサイレントリーグが開催されました。両日共に春を感じさせる陽気な気候の中、子供たちが運営するサッカー大会が行われました。
今回新たに第1回目としてスタートしたエトラサイレントリーグへご参加頂いた各クラブの皆様、開催にあたりご尽力戴きました関係者の方々へ心よりお礼申し上げます。
主催者として2日間の振り返りを記載させていただきます。最後までお読みいただければ幸いです。

Asian LABO
今久保

遠慮のない対立

期間中はチーム内、対戦相手との対立が至る所で見られました。この年代の子供は自分の発言に「責任」を感じることが難しく、直感的に感じた思いを口に出してしまうことが少なくありません。私たち大人はいわゆる「忖度」や「配慮」でバランスを取ろうとすることができますが、そのことを10歳の子供たちに求めることは得策ではない気がします。

指導者や保護者の方々の中にはちょっとした子供の発言に気分を害された方もいたと思います。でも彼らはまだ10歳の子供だということを私たちは強く認識しこのETRAで起こりうる全てのことを受け入れる決断をしました。

自主と自立

この大会は全て子供たち自身が運営することを約束とし行いました。普段私たち大人の役割と思われることを含め、全てを子供たちの手に委ね、子供と大人のエリアも明確に区分けし可能な限り接触を少なく、互いに干渉することのない場を設定しました。

1日目は各チーム荷物の置き場所などを決めていても物が散乱し、終了後には忘れ物もとても多かったです。しかし2日目になると多くの子供たちがお互いを意識し合うようになり、特にチーム内でのまとまりが見られるようになり運営がスムーズに行われていました。

たった2日間で10歳の子供が全てのことにおいて自主的に行動し、自立することは難しいでしょう。失敗も多く自分たちで解決することが出来なかった事象もあったと思います。しかしこの経験を通じ子供たちが自信を持ち、自ら行動を起こせるようになることを期待しています。

作戦ボード

試合前、ハーフタイム、試合の合間に多くのチームが作戦ボードを活用し様々なアイデアや意見が飛び交っていました。まるでゲームを楽しむように様々な方向にマグネットが動き、あーでもない、こーでもないの白熱した議論が行われ、中には決着がつかないまま後半のピッチへなだれ込んでいくケースもあったようです。

感じられた人もいると思いますが、コミュニケーションの「量」が普段に増して多かったように思います。試合中だけではなく、少し離れた見えない場所でも作戦ボードを囲み激しい議論が見られましたが、その議論の「量」は私たち大人のレベルを遥かに凌駕するものであったように感じます。

この作戦ボードを囲む彼らにサッカーのプレーレベル、いわゆる「できる子」「できない子」は存在せず、ある指導者は普段と違うポジションでプレーしてる子供を見て、新たな発見をされたようです。

 

子供たちの声

これは私たちスタッフが実際に聞いた子供たちの声です。

「お前がちゃんと試合前に準備しなかったから点入れられたんだよ」「あいつらムカつく」「下手くそ!」「俺がせっかく点取ったんだから、お前らもっとちゃんと守れ」「楽勝、楽勝」

もしかしたら私たち大人が関わっている場所では聞こえてこなかった声かもしれません。これらネガティブな印象の声はチームメイトや対戦相手にも発せられたものです。中には冗談を交えたものであったと思いますが、グランド内だけでなくグランド外においても耳にすることがありました。

こういった声は時として攻撃的で肯定できるものではありません。しかし私たちは彼らが未だ10歳の子供であることを理解すると同時に、将来子供たちが真の意味で他者を思い、自分の「言葉」の影響力を感じれるようになるまで正しい方向へ導くことが私たち大人の重要な役割であると考えます。

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指導者、保護者の皆様へ

様々な想いで子供たちの様子を見守り、時には我慢していただき本当にありがとうございました。現代社会において人と人との関わりが希薄になりつつある中で、もしかしたら私たち「大人の態度」というものを改めて考え直す時期に差し掛かっているのかもしれません。

今回「子供たちだけの大会」の運営にご協力いただきました指導者ならびに保護者の皆様へ心より感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとうございました。

また皆様とお会いできる日を楽しみにしています。

エトラサイレントリーグの活動風景写真を用意させていただきました。十分な数ではありませんが子供たちのイキイキとした表情をご覧頂ければ幸いです。期待と不安を抱え頑張った子供たちの表情です。どうかグランドに居合わせた全ての子供たちを誉めてあげてください。

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