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今久保 隆博
Asian LABO代表
奈良県出身のサッカーの指導者。24歳から20年間名古屋グランパスエイトで、育成年代からトップチームまで全てのカテゴリーの指導を経験。独立後はフリーランスとして活動し、日本と中国でクラブ運営、指導者育成に携わる。2019年にAsianLABOを愛知県岡崎市に設立。2020年よりスクール運営やイベント企画など、青少年育成事業、社会教育活動を本格的に開始。

幼児期の発育発達【神経機能は5歳までに完成】

前転、ボール投げ、ジャンプ、横とび。いかにも子どもがやりそうな簡単に思えるこれらの動作ができない子どもが増えています。

さまざまな運動に重要な役割をはたしている神経機能の向上は、子どもの運動能力を高めるだけでなく、怪我予防にもとても大きな影響を与えます。

目次

幼児期の発育発達【神経機能は5歳までに完成】

ヒトの神経機能は5、6歳までに成人の80%までに達すると言われています。

しかもその機能は幼児期の「あそび」の中で伸ばされるということです。

とにかくもっと遊ばせて、いろんなことを経験させましょうということです。

走ったり、飛んだり、投げたり、くぐったり。時には転んだ時や、ぶつかった時に痛い思いをすることも大切な経験。

危険が及ばない範囲でもっと子どもを遊ばせてあげてください。

夢中になってあそぶ場所があれば、子どもたちは運動が好きになって、たくさんの運動機能を獲得することができます。

発育曲線

さて、下のグラフのようなイラストのような、なんだか難しそうなものを見たことはありますか?

これはスキャモンの発育曲線という、特に体育系の分野では有名なものです。

ちなみにですが、北京で小学生の子どもを持つ保護者、約70名にこの発育曲線についてたずねた時、知っている人、あるいは見たことがある人は0人でした。

身体のどの機能よりも早く、発達するこの神経機能は、成人する前というより、なんと小学校入学前にはほとんど最大値に近づきます。

楽しみながら、たくさんの動きを経験させてあげれば、自然にいろんな体の動かし方や走り方を覚えていきます。

だからといって、正確な技術動作を4歳の子に求めたり、マスターさせたりする必要があるということではありません。

とにかく外へ出てあそばせてあげる。それがとても大切です。

まとめ

お子さまがまだ幼いからこそ、たくさんの運動を経験させてあげましょう。とにかくもっと自由にあそばせてあげることです。人の伸びしろや発達の速度には違いがあります。鈍臭いとか運動神経が良くないとか、幼児の頃から考える必要はありません。危険が及ばない範囲で、なんでも経験させてあげることが大切です。

この記事を書いた人

奈良県出身のサッカーの指導者。24歳から20年間名古屋グランパスエイトで、育成年代からトップチームまで全てのカテゴリーの指導を経験。独立後はフリーランスとして活動し、日本と中国でクラブ運営、指導者育成に携わる。2019年にAsianLABOを愛知県岡崎市に設立。2020年よりスクール運営やイベント企画など、青少年育成事業、社会教育活動を本格的に開始。

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