MENU
今久保 隆博
Asian LABO代表
奈良県出身のサッカーの指導者。24歳から20年間名古屋グランパスエイトで、育成年代からトップチームまで全てのカテゴリーの指導を経験。独立後はフリーランスとして活動し、日本と中国でクラブ運営、指導者育成に携わる。2019年にAsianLABOを愛知県岡崎市に設立。2020年よりスクール運営やイベント企画など、青少年育成事業、社会教育活動を本格的に開始。

岡崎市サイレントリーグ【選手の言葉】

岡崎市龍北総合運動場11月7日(日) サイレントリーグ

この日、龍北総合運動場へたくさんの保護者、一般のお客様にご来場いただきました。

観客席からは選手たちのプレーへの拍手、チームを励ます応援の声、時にはため息混じりの歓声が聞こえ、選手たちもいつもとは違う雰囲気の中で楽しんでいました。

今回、参加していただいた選手、保護者ならびにサイレントリーグ開催にご協力いただいた、中学校サッカー部顧問、関係者の皆さまへ心より感謝申し上げます。

目次

岡崎市サイレントリーグ【選手の言葉】

おそらく観客席までは届くことがなかった、選手たちの様子をお伝えします。

各チームの様子をスタッフが観察しながら集めた、選手たちの会話です。

多少の文脈に違いがあるとは思いますが、小学生の大会では聞こえなかった非常に興味深い内容の会話が交わされていました。

選手たちの会話集
  • 2ボランチでいく?1ボランチでいく? 相手見て決めようよ。
  • あてて、落として、サイド使っていこう。
  • ハーフタイムの間、コートに入ってボール蹴ってもいいですか?
  • お前、あれ決めてカッコいいな。
  • 俺いつもサイドバックだから、今日はボランチやらせて。お願い・・・。
  • よしっ勝ちにいこう!
  • 1年、早く来いよ!
  • あの場面の、あの寄せ方めっちゃよかったよ。
  • お前サイドバックな。 えっ!無理だよ。俺出来んよ・・・。
  • 先生いなくても、結構俺たちやれるな。
  • サイドでもっとプレスを早くしよう。
  • このチーム最高!このままでいい。友情が芽生えた(合同チーム内での会話)。
  • 俺たち、成長したんだって思った。
  • 相手が4-5-1だから、このスペース使えるんじゃない?

実際に選手たちの間で交わされたやりとりの中から、一部を抜粋したものです。見た目ではありますが、発言したそうみ見えても、ひと言を発する勇気を持つことができない選手もいたり、一方通行のやりとりも少なくありませんでした。

ただ、やはり中学生とあって具体的な会話の内容が多く、チーム戦略や選手交代についても、戦況に応じた的確な判断の下で実行されている場面も見受けられました。

ありがとうございました

とても興味深い一日でした。

初の中学生のサイレントリーグとあって、どのような展開になるのか予測できませんでしたが、「普段よりも選手たちの声が出ている」という声や、「選手が自主的に考えて行動するいい大会」という感想がありました。また、この中学生のサイレントリーグを「レベルが低い」と評価する人がいたのも事実です。様々な感想があるサイレントリーグですが、育成年代を中心にこれからも継続して開催していきたいと考えています。

足場は固めずフットワークを軽く、今後も子どもたちにとって、より良い環境を提供していきたいと思います。

みなさまありがとうございました。

Okazaki city Silent League

この記事を書いた人

奈良県出身のサッカーの指導者。24歳から20年間名古屋グランパスエイトで、育成年代からトップチームまで全てのカテゴリーの指導を経験。独立後はフリーランスとして活動し、日本と中国でクラブ運営、指導者育成に携わる。2019年にAsianLABOを愛知県岡崎市に設立。2020年よりスクール運営やイベント企画など、青少年育成事業、社会教育活動を本格的に開始。

コメント

目次
閉じる