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今久保 隆博
Asian LABO代表
奈良県出身のサッカーの指導者。24歳から20年間名古屋グランパスエイトで、育成年代からトップチームまで全てのカテゴリーの指導を経験。独立後はフリーランスとして活動し、日本と中国でクラブ運営、指導者育成に携わる。2019年にAsianLABOを愛知県岡崎市に設立。2020年よりスクール運営やイベント企画など、青少年育成事業、社会教育活動を本格的に開始。

サイレントリーグ

100%子ども主体のサッカー大会

近年ジュニア年代のサッカーのスキルアップに関し、数多くのメソッドが開発されています。科学的手法や最新のテクノロジーを駆使したキットなども指導現場に導入されています。そんな中「指導者がいないとどうなるだろう?」という単純な発想から誕生したのが、子どもだけのサッカー大会「サイレントリーグ」です。

単純明快な3つの約束

企画の発想が単純なだけに、サイレントリーグには誰もが分かる単純明快な3つの約束が設定されています。

  1. 準備や片付けを自分たちで行う
  2. ウォーミングアップ・選手交代も自分たちで行う
  3. 指導者は一切口を出さない

指導者の役割、保護者の立ち位置、そして子どもたちの心情など、とりわけジュニア年代のスポーツを取り巻く環境には多くのことが存在します。中でも子どもたちにとって、指導者と保護者の存在は極めて重要であることに変わりはないでしょう。しかし、その指導者や保護者の存在のあり方にもわたしたちは小さな疑問を投げかけ、サイレントリーグでは3つのルールを設け全てを子どもに任せることにしてみました。

子どもを観察する

予期しないことがたくさん出現するのが、このサイレントリーグ。予期できないことは、普段大人がいる環境では起こり得ないことばかりです。だからこのサイレントリーグは大きな魅力があります。

明文化されないチームの不文律が掟となり、普段では聞こえてこない声や、予想できない行動などが見られます。指導者や保護者が少し離れた位置から、子どもたちを観察することで、新たな発見をすることができるはずです。

指導者と保護者の役割

試合中、相手を罵る言葉や攻撃的なこどばが子どもたちから発せられることがあります。しかしこの言葉も大人がいる環境では聞こえてこない言葉が多いです。私たちはこれが本来の子どもの姿だと認識する必要があり、このことをきっちりと正しい方向へ導くことが、指導者と保護者の重要な役割であるはずです。また試合内外で子供たちどうしの小競り合いが見られることもありますが、なんとか頑張って自分たちで結論を導き出すまで大人は我慢して見守ることが大切だと考えています。

サイレントリーグ

Asian LABOはこのサイレントリーグをすべての子どもたち、すべてのスポーツ種目へ提案します。最先端のテクノロジーには及びません。しかし子どもらしさを観ることができる最先端の大会だと確信しています。

もう世界から学ぶ時代は終わりました。もっと日本らしさを考え、世界に注目させる日本独自の育成メソッドを追求する新しい時代がやってきました。


そろそろ新しいこと始めましょう。
2021年11月17日(日)